設計・現場の割合計算
達成率・歩留まり・充填率、公差、税込と税抜、前年比、ポイント差まで。報告書や現場の数字を、その場で割合にします。設計者と現場のエンジニアが定義を思い出すときにも使えます。
一方が他方の何%か。チップで何÷何かを切り替えると、答えの下の定義が帳票に合います。
公称と上・下公差から上限・下限を出します。実測は任意。帯のどこにいるかを見ます。
二つの値の増減率。横に対比(新しい÷古い)を出します。報告書の「前年比 125%」は、多くの場合この対比です。
税抜・税額・税込。税込に税率を掛けると税額にはなりません。
二つの%の差(ポイント)と、その差の変化率。
数字に合わせて図が出ます。
数字の意味
達成・構成
部分 ÷ 全体 × 100
達成率は実績÷目標。歩留まりは良品÷投入。充填率は実入り÷容積。計算は同じで、ラベルが違います。
公差
上限=公称+上、下限=公称+下
図面で許される幅。実測はその帯の中か外かの一点であり、公差そのものではありません。
増減・前年比
((新 − 旧) ÷ 旧) × 100
120→150 は +25%。対比(新しい÷古い)は 125%。報告書の「前年比 125%」は、多くの場合この対比です。
税込・税抜
税額=税抜×税率、税抜=税込÷(1+税率)
税込に税率を掛けた数は税額ではありません。
ポイント差
ポイント=新しい%−古い%、変化率=ポイント÷古い%
8%→10% は 2 ポイント、相対では 25% 増。消費税 8→10 がこの組です。ニュースの「2% 上昇」はどちらもありえます。
ヒント
%とポイントは別物
消費税率が 8% から 10% になるのは 2 ポイント。8% を分母にすると 25% 増。ニュースの「2% 上昇」はどちらもあり、答えている問いが違います。
前年比 125% は +125% ではない
増減率は(新−旧)÷旧。120→150 は +25%。対比(新÷旧)は 125%。月報の「前年比 125%」は、多くの場合この対比であり、125% の跳ね上がりではありません。
稼働率と可動率は分母が違う
稼働率は実働を暦または負荷で割ります。どちらを分母にするかは現場の帳票です。可動率は、止まった時間を除いた「動ける時間」が分母です。入れ替えてはいけません。
公差は許される幅であり、測った誤差ではない
上限=公称+上、下限=公称+下(下は負のことが多い)。実測はその帯の中か外かです。精度や分解能とは別の問いです。
よくある使い方
目標に対する達成
計画 100 に対する 84 は達成率 84%。実績÷目標であり、合計の内訳ではありません。
歩留まりと不良率
投入 1,000 のうち良品 970 は歩留まり 97%。不良率は不良÷投入。再加工があれば、足して 100 になりません。
図面やホッパーの充填
容積 1,000 に 850 は充填率 85%。嵩・空隙・基板のどれを分母にするかは図面であり、歩留まりではありません。
寸法の上限と下限
公称 20、上 +0.10、下 −0.05 → 20.10 / 19.95。実測 20.04 はその帯の中です。
税抜と税込
税率 10% なら税抜 10,000 は税込 11,000。税込÷1.10 が税抜。税込に税率を掛けた数は税額ではありません。
今期と前期
先月 1,200、今月 1,500 は増減 +25%、対比 125%。月報に載せる組です。